姫四郎流れ旅 東海道つむじ風
発売日:2023.02.08
著者/笹沢左保 イラスト/ヤマモトマサアキ
\ 924-
(本体価格 840円 + 税 84円)
ISBN:9784774764542
内容紹介
関八州随一の名医と謳われた父・内藤了甫と家族を闇討ちによって殺され、一人生き残った野州河内郡乙井の姫四郎、人呼んで“乙姫”。
お上に訴えても聞き入れられず、世を拗ねて渡世人となった。
女に手が早く、イカサマ博打も辞さず、ひとたび逆鱗に触れると左手で握った長脇差を容赦なくふるう。
反面、名医の息子の血が騒ぎ、けが人や病人を放っておけず、決して長脇差を持つことのない数珠を巻いた右手で医療を施す。
渡世人にしておくには惜しいほどの天下一品の医術を身につけながらも、
人を生かすも殺すも道楽にすぎず、生きるも死ぬも大差はない、とうそぶく姫四郎。
東海道を渡り歩く、生きて明日なき流れ旅──。
異彩を放つ無頼派作家、笹沢左保が描く人気時代小説の名作。
お上に訴えても聞き入れられず、世を拗ねて渡世人となった。
女に手が早く、イカサマ博打も辞さず、ひとたび逆鱗に触れると左手で握った長脇差を容赦なくふるう。
反面、名医の息子の血が騒ぎ、けが人や病人を放っておけず、決して長脇差を持つことのない数珠を巻いた右手で医療を施す。
渡世人にしておくには惜しいほどの天下一品の医術を身につけながらも、
人を生かすも殺すも道楽にすぎず、生きるも死ぬも大差はない、とうそぶく姫四郎。
東海道を渡り歩く、生きて明日なき流れ旅──。
異彩を放つ無頼派作家、笹沢左保が描く人気時代小説の名作。